ACID MOTHERS TEMPLE & SPACE PARANOID@秋葉原クラブグッドマン

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三月某日

アシッド・マザーズ・テンプル(以下AMT)のギグに行く。今回はAMT&SPACE PARANOID。タイトルは「Bloody Parinirvana Day(血まみれの涅槃会)~ ACID MOTHERS TEMPLE & SPACE PARANOIDワンマン in 帝都」。SPACE PARANOIDについては以下の紹介文を(グッドマンのウェブから引用)

 

2013年にスペインのブッキングエージェントより「Acid Mothers Temple play Black Sabbath」なるコンセプトの下、イベリア半島ツアーの依頼を受け結成されたAMT新ユニット「Acid Mothers Temple & Space Paradoid」が、満を持して遂に帝都侵攻!今回はBlack Sabbathの所謂ストーナーブラックメタルへの系譜とは全く一線を画する、暗黒ヘヴィーサイケデリックなカヴァーに加え、超重量級オリジナル曲やブラックホール直行インプロパートも交えつつ、一大暗黒サイケデリック曼荼羅を表出させる。
1st
アルバム「Black Magic Satori」は、Chaotic Noise Recordingsより6ページ紙ジャケット仕様CDにて絶賛発売中!米Safety Meeting Recordsよりリリースされた限定500LPは、既にソールドアウト、現在は店頭在庫のみ。しかし今回会場に設営されるShopzoneにて、在庫 売り尽くし大放出!仏イラストレータMartial Brouteによる1stアルバム表ジャケット原画をあしらったオフィシャル限定Tシャツも販売予定!

【出演】
ACID MOTHERS TEMPLE & SPACE PARANOID :
河端一 : guitar
東洋之 : electronics, harmonica
田畑満 : bass, voice
岡野太 : drums

 

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まず、AMTにサバスを演奏させるってアイデアが洒落てるじゃないか。最高のギャグだけど最高のエンターテイメント、そして最高のロック。実際、ライヴはヘドバン(笑)する人もいて熱く盛り上がっていたよ。

新ユニット名の“パラノイド”は当然サバスのアルバムからとったんだよね? ほぼ全曲サバスのカヴァーだった(らしい。すみません、サバスは詳しくないので)。そんなオレがなんとなくサバスに抱くイメージは…「悪魔」「暗黒」。でも今回聞いた限りではそれほど…と言うか、まったくおどろおどろしくはなかったな。むしろストーナー・ロック、あるいは泥臭いブルース・ロックじゃん? これに比べて今はマリリン・マンソンとかいるし・・・(ってマリリン・マンソンも詳しくないんだけれど:汗)。当時の人にとってはこのくらいでも恐怖心を刺激されていたと思うと時代の流れを感じる(笑)。抱いてるイメージがそもそも間違ってる? まあしかし、こんなことがなければ積極的にサバスを聞こうなんて思わないだろうし、サバスに触れられて良かった。サバス好きな人は原曲とのアレンジの違い、あるいは共通部分とかを楽しんでたんだろか?

世界屈指のヘヴィーさを誇るAMT。完全にサバスのお株を奪ってしまった感あり。田畑満は顔に似合わず(失礼!)ヴォーカルが高音でそれがやけにメタルっぽかった。ブルースっぽく聞こえたのはオリジナルの楽曲に加えて東洋之のハーモニカのせいもある。岡野太(非常階段)のドラムがなんとも凄まじい。昨年夏に見たAMT&ザ・メルティング・パライソ・UFOに比べれば音量はやや控え目(あの時はギグの翌日も耳鳴りがして難儀したもの)ながら、インプロ部分のサイケデリック感、トリップ感はさすがでした。

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オマケ:ここで当日のフル・セット音源聞けるよ!